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西鉄 THE RAIL KITCHEN CHIKUGO初便に乗ってきた [鉄道]

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 先週は西武Laviewの一番列車に乗車してきましたが、今週は福岡県を走る西日本鉄道(通称:西鉄)で3月23日に運行を開始したレストランタイプの観光列車”THE RAIL KITCHEN CHIKUGO"の一番列車に西鉄福(天神)岡→大牟田で乗車してきました。

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 THE RAIL KITCHEN CHIKUGOは11時50分に天神を出発します。レストラン列車としてはベストタイミングより30分ぐらい遅めの出発になりますが、お昼時間の運行なのでちょうど良いですね。乗車時間は天神→大牟田で約2時間25分となります。通常の特急では1時間かからないですから、かなりゆっくり走ります。

 初日のチケットは2018年11月1日に発売開始され即日完売でした。チケットの予約方法はTHE RAIL KITCHEN CHIKUGOのページから予約可能です。チケット類の郵送はなく連絡は基本的に電子メールとなります。座席位置の記載されている乗車券(乗車案内メール)は予約確認メールにあったように乗車5日前に送られてきました。まぁ、5日前と書いてあるので待てよといわれればそれまでなのですが、さすがに乗車1週間を切った段階で何も連絡が無いのは不安でしたね。今回はこれ目的で繁忙期の福岡旅行になったので、万が一乗れなかったらと思うと・・・ 個人的には10日前くらいには連絡欲しいなと思いました。”予約メールを紛失すると乗車できません”って注意書きがあったのでお気をつけください。

*注意*
今回は運行開始日(2019年3月23日)の様子となります。通常日とは様子が大幅に異なる可能性がありますのでご注意ください。

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 乗車は2番ホーム(通常時は降車ホーム)からとなります。翌日以降の運用はわかりませんが、この日は式典も行う都合上、2番ホームは関係者。乗車客以外立ち入り禁止となっていました。通常の乗客に混ざってせわしなく乗車する感じではないのは、特別な列車に乗るんだという気分を盛り上げてくれます!

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 THE RAIL KITCHEN CHIKUGOは11時33分に入線

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記念式典の様子

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 3号車側には記念撮影用のブースが設営されます。列車の窓に合わせた位置にベンチが設置され乗車前に記念撮影が出来ます。

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 記念写真撮影のイメージ

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 乗車します。乗車はドア横の係員に名前をいうと、車内のウェイターに引き継がれ座席まで案内してくれます。

車内の様子
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 乗車時点で一品目のAMUSEが配膳されています。ボックスではありませんが被せ物のある提供方法なので、乗車時(一番人が動き埃などが舞いやすい)に配膳済みでもそれほど気にはなりませんでした。

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 お手洗いは1号車と3号車にあります。ともに2号車よりです。3両編成でお手洗いが2カ所あるのはレストラン列車ならでは。1号車側が車椅子対応になり、2号車の車椅子での通り抜けは事実上不可能なので車椅子旅客は1号車へのご案内となりそう。

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 2号車はキッチン車両です。この列車の肝であるピザ窯(電気式)はキッチン中央付近に設置されています。また、1号車よりには1・3号車とは違い個室感覚(開放感の少ない)テーブル席があります。このスペース貸し切れるとゆったり出来そうな感じ。

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 座席下には荷物置きがあります。荷物やコート類の預かりサービスは無い模様(いざとなれば転用できそうなスペースは存在しましたが)。

 初日+受付後各座席にご案内+途中下車スポットなしということで車内撮影は無理でした。最初から難しいだろうなとは思っていたので予想通りではありましたが。


食事の様子
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レストラン列車ですので気になるのはやはりお食事ではないでしょうか。
2019年3月~5月の天神発は以下のような感じになります。画像は1人前です。

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WELCOME DRINK
 (写真)あまおうプレミアムスパークリングワイン
 季節のフルーツジュース

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AMUSE
 苺とトマトのタルティネ(あまおう・トマト・バゲット)
 ラディッシュバター(北野町産のラディッシュ・バター・結晶塩)

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VEGETABLE PLATE
 人参のグリル(人参・ローリエ・クミン)
 蒸しアスパラにセロリマヨネーズ(うきは市ゆむたファームの卵を使ったマヨネーズ・大木町産のアスパラガス・みやま市産のセロリ・レモン)
 王リンギのバターソテー(大木町産の王リンギ・バター・バルサミコ)

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MEAT PLATE
 和牛のロースト(博多和牛・柳川市産のお刺身海苔・セリ・バター)

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SEASONAL LIMITED PIZZA
 筍(八女市産の筍・柚子・菜の花・モッツァレラ)
 アスパラガス(大木町産のアスパラガス・モッツァレラ)

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PETIT FOUR -miel(うきは市)オリジナルアソート-
 マカロン3種(あまおう・レモン・八女市産の抹茶)
 チョコレートのパウンドケーキ
 和紅茶のクッキー(うきは市産の和紅茶)

HERB TEA -中村園(八女市)オリジナルブレンド-
 The Waterway(煎茶+ペパーミント)
 (写真)The Adventure(ほうじ茶+レモングラス)
 The Townscape(和紅茶+カモミール)

 ピザに注目が集まりがちな同列車ですが、ピザ以外も沿線の名産品を使って調理した料理が提供されます。量は決して多くないですがゆっくりと食べることもあり男性でも十分な満腹感が得られました。季節柄春に収穫できる野菜や苺を使ったメニューとなりましたが、季節毎にメニューは変わりますので、それも期待ですね。

 味はどの料理も美味しかったです。なお、ブログ主はバカ舌の持ち主ですのであまり当てにはなりませんけどね(笑) 個人的にはステーキにお刺身海苔をかけて食べるという食べ方は初めてで興味深く、実際に食べたら意外とあうのだなと感心しました。AMUSEのラディッシュバターもラディッシュの辛みとバターの甘みが合わさってとても良かったです(某列車の生野菜の悪夢が再現されて無くて良かった・・・)。

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 メインとなるピザですが、悪くは無いですが平凡な感じでした。期待値が高すぎたのかもしれませんし、その前までの料理が素晴らしい物続きで高かった期待値がさらに上昇してしまったのも敗因かもしれません。列車内で焼き上げるピザなのですが試行錯誤の途中かなという印象。冷めたピザは微妙なんですよね。それが難しいところで、旅客数に対してピザ窯の容量が足りていないのでは無いかと思いました。他車両を見たわけでは無いですが、私が乗車した車両では各テーブルの進行具合ではなく、各座席に適当なタイミングで一斉に配膳されるスタイルでした。各プレートをゆっくり食べてもせかされることのないタイミングであったのでそれは問題ありませんが、ピザを同時に配膳しようとするとやはり料理の温かさに差が出てしまうように感じました。運行初日なので仕方がないともいえますが、最適化までは時間がかかりそうな問題だなと思います。ピザのサイズはピザチェーンのMサイズより少し小さいくらいでしょうか。ハーフ&ハーフの1枚で2人分になります。各2ピースの合計4ピースが1人分です。

 スイーツはボックスに入ったお菓子セット。飲み物はお茶所として有名な八女市にある茶園のオリジナルブレンドから選べます。コーヒーはありません。コーヒーやソフトドリンクは別途有料で注文可能ですが、配膳前の柳川駅出発時点でラストオーダーとなるので、どうしても〆はコーヒーなんじゃ~という方は、事前にデザートのタイミングでコーヒーを持ってきて貰えるよう注文しておきましょう。

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 ドリンク類はアルコール類がビール・日本酒・焼酎・スパークリングワイン・ワイン・フルーツリカーから、ソフトドリンクはジュース・お茶・コーヒーなどが用意されています。どれも沿線に関わりのある飲み物となっています。価格は500円~1200円。おつまみ用のスナック(300円)もあります。列車のチケット予約は税抜きでしたが、車内販売メニューはすべて税込みです。

 料理については期待値の高かったピザに若干の不満はあるものの、地元の幸を使って作られた料理はどれも美味しくいただけました。運行初日ということで不手際も多少はありましたが、季節により変わるメニューなど、また乗ってみたいと思わせるような気持ちになるだけのポテンシャルはありました。

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 食事は2人で1皿で提供され取り皿(AMUSEが乗っているお皿・ピザの前に新しいお皿と交換)に取って食べる形です。奇数人の場合は1人用の盛り付けで調整されます。私は今回ぼっち利用でしたので1人用盛り付けでそのまま頂くことも何の問題もない状況でしたが、取り皿をサーブされました。取り皿があるので、2品目の王リンギを取り皿に移して食べようと一瞬しましたが、あまりにも馬鹿馬鹿しい+1人用料理をわざわざ取り皿にとって食べるのがとても悲しい気持ちになって涙がチョチョ切れそう(笑)だったので、取り皿は綺麗なままそっとテーブルの端に移動しました・・・ 周りのテーブルにいた3人組をチラ見しても、1人用盛り付けの方はそのまま食べていましたね。ぼっち利用の負け惜しみとかではなく1人1皿の方が普通に食べやすいように感じます。ピザは2人1皿で問題ないと思いますが、他の料理は1人1皿かやるならテーブルの人数を考慮した盛り付け(最大4人用テーブルなので、1人・2人・3人用の盛り付けが必要でちょっと手間が増える)が良いのかなって思います。

 食事の提供タイミングは悪くはないですが、食べ終わるとすぐに大牟田に着いてしまう感じでしたので、全体的にもう少し早めても良いかなと思いました。


乗車記(食事部分以外)
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 列車は定刻に福(天神)岡を出発し大牟田駅を目指します。といっても急いで目指すのではなくゆったりと目指します。

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 福岡市内エリアは住宅街を走って行きますので車窓はそれほどでもありません。

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 途中停車駅は柳川(下車のみ可能)のみとなりますが、後発の優等列車に道を譲るため追い越し可能駅などで数分の運転停車があります。各駅では職員さんや地元の自治体や観光協会の方々、たまたまホームに居合わせた旅客や、学校(部活)帰りの高校生などが旗を振ってのお出迎え&お見送りがありました。あと薬院駅にも運転停車します。詳しくは存じ上げませんが運行上は通過不可駅なのかも。

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 車内はそこまで広くはありませんし、あくまでもレストランと考えるとあまり散策をするという感じではありません。ただ、やはりピザを焼いているところは気になるので自分は見に行きました。見に来ているお客さん多くはありませんでしたけど。

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 途中で通し番号入りの記念乗車券が車掌さんより配布されました。

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 車内販売はドア前にあるテーブルに商品を広げての販売でした。購入方法は商品を見て注文するとテーブルまで持ってきてくれるスタイルです。お会計は追加注文したドリンクなど一緒のタイミングで大牟田到着直前の精算となります。

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 沿線でもお出迎えがありました。

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 大牟田到着前に大牟田駅下車用の降車券が配布されました。

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 終点大牟田駅に定刻で到着。2時間25分のレストラン列車の旅は大満足でした。


お土産
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記念nimoca(各3000円)
 3月23日始発より500枚限定で発売。限定数が少ないので徹夜必須かなと考えおっさんには無理と諦めましたが、乗車前に聞くとまだ売っていたので購入しました。

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クリアファイル(各300円)
 実用的にもお土産的にも便利な物ですし。


沿線自治体からのお土産

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太宰府市・久留米市・柳川市・西鉄縁線駅みやげ

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みやま市

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大牟田駅前では運行開始記念のイベントも開催されていました。


総評
 九州の観光列車といえば水戸岡デザインしか思い浮かばないほどの水戸岡王国な九州エリアですが、西鉄の観光列車は福岡南央子氏が、沿線の魅力をアイコンとしたロゴや、キッチンクロスをイメージした外装を監修、内装は有限会社ランドスケーププロダクツがてがけたモダンカジュアルなデザインです。水戸岡デザインを批判する意図はありませんが、観光列車といえば水戸岡デザインが幅をきかせている中でとても新鮮に感じました。また、車内の調度品にも沿線になじみのあるものを利用して、まさに沿線と一体となって盛り上げようとする姿勢を感じることができ素晴らしいと思いました。

 この列車のメインである食事は若干の試行錯誤が見られますが、スタートラインの時点ではよく出来ていると思います。また、運行をしていくにあたりより洗練かつ満足感が高くなっていくように努力する姿勢が見られたのも良かったです。

 乗車する前は、通勤電車を改造した車両だったり、メインがピザという食事内容には若干の疑問と不安もありましたが、それらは良い意味で裏切られました。関東からですと簡単に乗りに行ける列車ではない(といっても、関東→福岡は交通手段が選び放題なので比較的手軽に行けます)ですが、九州に行かれる機会がある方は、是非チェックしてみてください。


西日本鉄道 - 西鉄 地域を味わう旅列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」
 https://www.railkitchen.jp/
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